2017/04/13 15:07

北欧のイメージカラーにぴったりな上品なブルグレーの北欧フィンランド「ARABIA/アラビア」社のカップアンドソーサーとケーキプレートのセットのご紹介です。

 


アラビア社はどっしりとしたフォルムや絵付けを得意としながらも、こちらのアイテムのように繊細で美しく上品な佇まいのシリーズも多く手掛けていました。

 

ご紹介のこちらのブルーグレーのテーブルウェアは、北欧らしさを感じる色調でエンボス加工のように薄っすらと浮き出された交差するシンプルで繊細な模様が施されています。 
この技法は1930年ごろにアラビア社で技術開発されました。 ご紹介のアイテムはその技法を用いた本体の薄さとフォルムが相まって大変に美しく仕上げられたエレガントな佇まいが特徴です。

 

 

薄くクラシカルなフォルムは、静かで優雅な時間を過ごしたりお茶会などのイメージも感じます。
これからの季節、お庭やバルコニーで爽やかなそよ風に吹かれながら、淹れたてのコーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごせたらとても気持ちがよさそうですね。

 

 

こちらの「アラビア ヴィンテージ」アイテムは、裏面のロゴから1949~1961年代に生産されたアイテムです。
「sävyposliini / サヴィポスリッニ」というシリーズです。
色展開はご紹介の「ブルーグレー」と「roosa(ローズ)」という名称のエレガントなピンク色の2色が当時発売されました。
ローズも上品なピンク色で日本では桜色との名称がぴったりな色調でした。
生産販売時期や薄く繊細な造りなので希少性の高いアイテムです。

 

 

 

「ARABIA/アラビア」社はスウェーデンの王室御用達陶磁器メーカーの「Rorstrand/ロールストランド」の傘下として北欧フィンランドのアラビアという土地に設立されました。
その後、1916年に独立を果たした「ARABIA/アラビア」社は、「フィンランドを代表する陶磁器メーカー」として地位を確立し始めました。
 独立してからのアラビア社は、より一層技術やデザインを磨き上げていきました。そのレベルはパリ万国博覧会に出展されたアラビア製品が金賞を受賞するまでに至りました。現在、「ARABIA/アラビア」の装飾技術は国内外から非常に高い評価を受け、ここ日本でも北欧食器気ブランドとして絶大な人気を誇っています。歴史背景からもうかがえるように、1873年から作られてきたアイテムたちは、「アラビア ヴィンテージ」としても高い評価を受けファンを魅了し続けています。今も世界中から愛され続けています。
 

1950年前後からフィンランドで長く大切に使われて来たアイテムです。
これからもまた長く大切に愛でてくださる方へお繋ぎできたら幸いです。